おはなし会・子どもたちに心の栄養を

子どもの文化と読み聞かせ

読み聞かせ・お話会を極めよう!

(2021.3.19更新)

子どもたちへ絵本の読み聞かせやお話会をなさっている方は

多いと思います。

今は開催していない施設もあると思いますが、

この間にスキルアップして

再開した時には、今まで以上に

子どもたちに素晴らしい児童文化を

届けたいと思いませんか

そんな皆様に向けて

又、

保育士さん、

幼稚園教諭さん、

学校の先生、に向けて

今日はお話をしたいと思います。

その前に

こんな私は、どんな人かというと

自分の子ども3人に読み聞かせを初めてから、

その楽しさに目覚め

お話のすべてが学べる「魔法使いの学校・おはなしかご」で

15年以上学んでいます。

ボランティアであらゆる場所でお話会を行い、

有料でお声をかけていただくようにもなりました。

こちらでは目次がありますので

目次をごらんになって

興味のあるところを選んで

お読みください。

心を育てるってどういうこと?

心を育てるってどいういうこと?

絵本の読み聞かせは、子どもの心を育てると言いますが

では心を育てるということとはどういうこと?

それは

いつも安定した気分を保っている

自分のことを受け入れていて

自分も大切だし、人も大切

逆境にあっても乗り越えようとする強さを持つ

未来を予想する

創意工夫する

などなど、

心を育てるということは

こんな風にたくさんあります。

無限にあると思います。

これらのことが一人の人間の中に配合されるためには

色々な経験が必要です。

その色々な経験のひとつに、

児童文化があると思います。

そしてその児童文化は高価なお金をかけなくても

体験することができるのです。

身近な大人が、周りにいる子どもたちに気楽に行ってあげることで

子どもの心に、果てしない可能性を与えることができるのです。

それは

あなたの行っている読み聞かせ、お話会で

出来るのです。

お話会のエキスパートを目指しましょう。

いまさらだけど

お話会とは?

そもそもおはなし会って何?

ここで、お話会というのはどんなものか

説明いたします。

そんなの知ってるよ、という方は

どんどん

スクロールして

先に進んでくださいね。

お話会とは

図書館、児童館、保育園、幼稚園、学校などに出向き

子どもたちに、

お話を語ったり、

手遊び、

絵本、

パネルシアターなどを行うこと。

おはなし会の目的

子どもの心を豊かにはぐくむ

深い集中力を得る

そのお話に入り込むことにより共感力、洞察力などを得る

生きる力をつける

そんな効果のあるお話会ですが、

これらは1回や2回で得られるものではなくて

長い時間をかけてじわじわとそうなって行く

というものなので、楽しみながらお話を届けるというスタンスが

大切だと思います。

おはなし会 パワーアップのコツ

それでは今日はお話会のパワーアップのコツをお話していきたいと思います。

お話会では、

何も見ずにお話を語る「語り」

というものもありますが

今日は何かを使って行なうもの

「絵本の読み聞かせ」についてお話いたしますが

手遊びや、パネルシアター、手袋人形などにも当てはまります。

効果的な絵本の読み方

読むときの服装は無地

1について

絵本を読むというのは地味な活動です。

子どもの好奇心は旺盛です

色々なことに興味が行きます。

もし、読み手の服装に派手なお花の模様があったら、

もしキラキラ輝くペンダントや指輪があったら、

子どもの目はそこに行ってしまいます。

ですからなるべく読み手のご本人に目が行かないように、

洋服の色目は地味で、無地を選びましょう。

読んでいる時、子どもたちの顏は見ない

2読んでいる時、子どもたちの顏は見ない

演じ手はパネルに集中します

絵本を読んでいてクライマックス時、

やってしまいがちなのが、

子どもたちの顏を見回すということです。

せっかく子どもたちが絵本に興味を持っているのに、

子どもたちの顏を見てしまうと、

子どもたちの意識が一瞬で絵本の世界から読み手の顏

現実に行ってしまいます。

ですから、読み手も絵本の世界に集中しましょう。

でも実はこれをいうと先生方からは異論を唱えられます。

子どもたちを見回すことによって、

より一層の「一つになった感」が味わえる、というものです。

みんなでこのお話のクライマックスに共感して、

みんなで感動する。

「みんなが一つになる」という気持ちが味わえるということです。

これは確かに、わかります。

でもこのことは、

絵本と子どもというのでなくて、

子どもと先生が主体になり

絵本は仲介役のようなものになってしまいます。

この場合の絵本は、

読み手と子どもたちとのコミュニケーションのための道具になってしまいます。

そうではなくて、

主役はあくまで子どもと絵本です。

絵本の世界にどっぷりつかることが大切なのです。

そのためには、読み手の存在は要りません。

又、その前の段階として、

絵本に集中できていない子を引き込むために、

アイコンタクトを取り、絵本の世界に誘い込む

という場合に、子どもの目を見るということもあります。

その場合はある程度はしかたないなと思います。

けれども、その子が絵本の世界に入ってきたら

読み手も絵本の世界に入り込みましょう。

保育園、幼稚園などではなかなか難しいことだと思います。

先生は、絵本を読みながら

常に子どもたちの様子も見ていないといけないからです。

ですので、出来ればもう一人の先生に子どものケアをお任せして

読み手の先生は絵本を読むことに集中する

という体制が作れたら良いですね。

でも、なかなか難しいのは承知しています。

絵本を読んでいる間に、

もう一人の先生は次の準備などに入らなければならないからです。

でも理想は、

読み手の先生は読むことに集中し、

もう一人の先生は子どもと一緒に絵本を聴くことに集中して

その場をみんなで共有するということが理想です。

部屋の装飾は隠す

3部屋の飾りを隠す

部屋の掲示物が多くて集中が難しいです

これは1にも共通しているのですが

子どもの集中力はちょっとしたことで途切れます。

ですので、読み手の周りにある様々な物に布をかけ

隠します。

例えば、壁面に貼ってある可愛らしい動物や花や作品

子どもたちのカバンなどの荷物を置いてある棚

学校の教室の先生の机の上の様々なもの

などなど、目につくものに

布をかぶせたり、壁に貼ったりして

読み手の周りをすっきりさせましょう。

布は、ネイビー、グレー、ベージュなど、落ち着く色にしましょう。

お話会には、子どもたちに演じるモノの他に

こうした舞台設営の為の布や、

布を止める、画びょうやテープ類、安全ピン、

100円均一で売っているすべり止めも、布をかぶせる際に

重宝します。

そんな布なんて大変!

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが

少しでも良いので、

正面の壁面飾りだけでも布で隠す

又は、先生の机の上だけでも布をさっとかぶせて隠す

など、少し行うだけでも、いつもの部屋が

あなたの空間になってくれますよ。

※写真は失敗例です。いつもはグレーの布を何枚も持ち歩き

後ろの掲示物や棚の中を隠していますが

この時はできませんでした😢

まとめ

ということで、まとめてみたいと思います。

  1. 読み手は無地の服装
  2. 子どもの顏はむやみに見渡さない
  3. 自分の周りを布で隠す

これをするだけで、スッキリして

いつもの読み聞かせが

よりよく子どもたちの心に入っていくことでしょう。

大事なおまけ

大切なことを思い出しました。

先生へのお願いです。

子どもがお話の世界に集中して

座り方がきちんとしてなかったとしても

正すのはやめてください。

せっかくお話の世界にどっぷりつかっているのに

「ちゃんと座りなさい」なんて注意を受けたら

子どもの心は即座に現実に引き戻されて

もうそちらの世界には戻れなくなるでしょう。

深い集中という素晴らしい経験を無駄にしないでください。

今日は読み聞かせ等のコツについて

お話いたしました。

楽しく行っている読み聞かせ

もっと喜んでもらえる読み聞かせになるように

提案をさせていただきました。

ご意見、ご提案などありましたら

どうぞコメント欄にいただけたら

嬉しいです。

読んでいただきありがとうございました。

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