楽しい育児・絵本編

子どもの文化と読み聞かせ

のはらカフェへようこそ!

2021年2月11日更新

のはらカフェってどんなとこ?



楽しい育児を送るには?

今回はそのためのツールである絵本についてお話いたします。

おうちでの読み聞かせについてです。

ママやパパは勿論、おじいちゃん、おばあちゃん、そして保育園などの小さなお子さんに関わっているすべての方に読んでいただきたいお話です。

私は長年小さなお子様から大人まで、「語り」をはじめ、手遊び、手袋人形、絵本、パネルシアターを届けてきました。

私生活では子ども3人、孫5人、現在は保育補助として働いていますが、その経験を通してお話させていただいております。

目次がありますので、気になるところを読んでみてくださいね。

絵本を利用する

前回のブログではち赤ちゃんにはたくさん語り掛けてくださいね。と書きましたが、何を話しかけたらよいかわからない。

という方もいらっしゃるかと思います。そんな方は絵本を一緒に見るというのはいかがでしょうか。

赤ちゃんだからまだわからない、と思われるかもしれませんが、

赤ちゃんは絵本を読んでもらうことを通して「心地よい感覚」を覚え、

読んでくれている人に愛着を形成して行くのです。

赤ちゃんの隣に寝転んで仰向けになり

絵本を両手で上にかかげ、赤ちゃんと一緒にご覧になってください。

赤ちゃんは意外と絵本を見つめていますよ。

もう少し大きくなったら、膝に座らせて見せてあげると良いですね。

さらに大きくなると、絵本のページを自分でめくりたがったり、動き回るのが楽しくて絵本なんて見向きもしなくなるかもしれませんが、そうなったら無理に見せなくて大丈夫です。

無理に見せることは一番やってはいけないことです。

絵本の選び方

それではどんな絵本が良いの?

と思われた方、大丈夫です。

「ファーストブック」「赤ちゃん 絵本」と検索すれば、沢山の絵本が見つけられます。

この中で、自分がこれだ!と思ったものを選んでみてください。

又、図書館を利用するのも良いですね。

読んであげて、面白いなと思ったものを購入するというのが良いと思います。

今は外出もままならない時期ですが、行かれるようになったら是非図書館に、

赤ちゃんと一緒に行ってみてください。

赤ちゃんのための「お話会」など開催しているところも多いですよ。

赤ちゃんにも刺激になります。ママもお友達ができるかもしれません。

早くコロナが収束することを願いますね!

絵本の読み方

絵本には字が書いてあります。

その字をそのまま読まなくてもOKです。

ご自分の好きなように読んでかまいません。

なんていうと著作権問題がからんでくるかなと思いますが、

今回はあくまでもご家庭で読むということが前提になっています。

又、文字はすべて読まないと気が済まないという方もいらっしゃるかと思いますが

そんな思いは捨て去ってください。

今のお子様の状態に合わせてください。

お子さんがある程度大きくなると、

自分でページをどんどん、めくっていき

まだ全部読んでないからめくらないで!

と怒ってしまう方もいらっしゃいますが、

そのようなときもお子さんに合わせて

簡単に言葉を添えながら楽しんで読んであげてください。

ストーリーの通りでなくてかまいません。

「大きな木があるね~」とか

「可愛いネコさんがいるね」とか

「かっこいい車が走ってきたね~」

などと、絵に合わせて、言葉をかけてあげてください。

そうしてお子さんを受容することが、

絵本を好きにすることにつながります。

絵本に関わるたびに、お子さんが絵本を勝手にページをめくる

放り投げる、聴きたがらない

等の様子を見せるときに、怒ってしまうと

絵本自体が嫌いになってしまう可能性があります。

ひいては将来本嫌いになってしまったり

苦手意識をもってしまうともったいないですものね。

又、お気に入りの絵本を何度も読んでと持ってくる場合は、

何度でも読んであげてください。

その絵本を深く味わうことで、より一層中身を理解したり

読み手と共感したい思いがあったりするからです。


絵本を読む意味

絵本を読みきかせをすることは、

知的な面でばかりメリットを考えがちですが、

実は絵本を通して、

親子の信頼感を作るというもっとも大きな役割があるのです。

絵本を読んでもらうことで、

楽しい時間を共有でき、愛された記憶として心に深くしみこんで行くのです。

これが自己肯定感にもつながるとても大切なことなのです。

親の側も、育児が終わった時に、

絵本を長年読んできたあのころを懐かしく思うと同時に

かけがえのないひと時だったなと心に宝物が作られます。

イライラして怒りながら読み聞かせをしたある日のことも

がんばっていた自分を愛おしく思える、そんな自分に出会えることでしょう。

これを読んでくださっている若いママさんは

そんな遠い未来は予想できないでしょうが

あっという間に、子どもは大きくなります。

今子育てが辛かったとしても

未熟な自分ががんばっていたなあと

過去の自分を抱きしめたくなる時がやってきます。

絵本を読んであげるということは、

自分にとっても最高な自分への心の貯金だと思います。

休み休みでかまいませんので絵本を読むおいうことを

続けて行ってほしいと思います。

余談ですが、絵本の読み聞かせをしてもらったお子さんは、

学校の勉強も自然に理解して

成績が良いお子さんが多いということも知られています。

人の気持ちがわかり、国語の読解力も優れているようです。

絵本はすぐに効果が現れるものではありません。

まるでワインが長い年月を経て熟成しておいしくなるように、

お子さんも長い年月をかけて素晴らしい人になっていくのです。

そのツールの一つとして絵本を楽しみながら味わってほしいと思います。



公の場などで子どもに関わる方々へ

保育園などではお子さんが絵本を読んでと絵本を持ってくる時もあるかと思います。

そんな時は、以上の観点から、

その子を膝に乗せてあげて心を込めて読んであげたいですね。

現実問題としては大勢のお子さんを預かる身としては難しいですが、

子どもの心に寄り添っているか、適当に読んでいるか、伝わりますので

その点を汲んで読んであげてください。


まとめ

月齢の低い頃から読み聞かせを始めましょう

語りかけるのが苦手な方は、絵本の力も借りましょう

絵本は文字をそのまま読まなくてもOK

絵本を通して楽しい時間を共有するのが大切

絵本は即効性が期待できるものではありません。

でも、大きな力があります

楽しみながら、素晴らしいお子さんになってほしい

その願いが叶うのが、絵本だと思います。

さて

子どもの文化は絵本だけではありません。

手遊び・手袋人形・語り・わらべうた・パネルシアター・エプロンシアター

これらの文化についてもこれから発信していきたいと思います。

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